借金で首が回らなくても闇金融はやめるべき理由

融資の審査基準が厳格になっている昨今の事情により、「闇金融」と呼ばれる違法な貸金業者が再び活発化しているようです。冷静に考えると、返済能力の低い人に喜んでお金を貸してくれるなんてなんか裏があるに違いない、と考えて当たり前ですが、切羽詰まった状況では人間って自分に都合の良いようにしか考えられなくなります。あるいは都合のように考えようとする、と言ったほうが正確かもしれません。闇金融は人間の自分勝手な傾向を把握して、骨の髄までしゃぶり尽くそうとするわけです。

でも、借金で首が回らなくなっているから、やばいとはわかっているけど闇金しかないんだ、という方、以下の点を考慮して例えどんな状況になったとしても闇金だけには手を出してはいけない理由をよく理解していただきたいと思います。

皆さんも鳥を捕まえるこんな罠を見たことがあるかもしれません、いきなり籠を上からかぶせようとすると、鳥が逃げてしまうから、籠まで餌を置いておいてルートを作り、鳥が夢中になって次々と食べていると知らぬ間に籠の下に辿り着き、気がついたら時すでに遅し、籠が上から被さってきて、簡単に捕まえられてしまう、というようなものです。闇金がもちいる手口もこれに非常に似ています。まず最初は広告などで「無審査」「低金利」「数百万まで融資OK」という甘い誘いをかけるわけですが、実際には低金利で貸すなんてことはありません。なぜなら、闇金としても多額の融資を支払い能力のない人にしてしまっては回収不能のリスクを追うわけですから、通常はせいぜい10万円くらいのまでの小さな融資から初めて、それに法外な利子をつけるわけです。皆さんも「トイチ」なんて言葉をお聞きになったことがあるでしょう。「10日で1割」の利子がつく、ということですから、10万借りても10日で1万円の利子がついてしまうわけです。そして、この法外な利息こそ彼らの「飯の種」になるのです。

闇金がよく使う手法に「ジャンプ」というものがあります。それは元本を返済させず、金利のみを返済させるものです。つまり、そうすることによって元本は残しておき、利息が勝手に膨らんでいくのを手ぐすねを引いて待っているわけですね。

また一旦、闇金から融資を受けると、彼らは一箇所だけでそれを終わらせようとせずに、返済が滞りそうなタイミングを見計らってさらに他の闇金から融資をさせ、気がつくと数十社から融資をうけている、という「ヤミ金地獄」に陥るわけです。こうなると、かごの中の鳥、人間は完全に思考力を失い、ただ迫り来る次なる返済に間に合わせるために別のところで借金をすることの繰り返しに陥り、最後には良くて自己破産、悪ければもっと悲惨な結末が待っているということになります。

闇金が利用する人間的な感情は簡単です。それは「とにかく当座をしのごう」という目先だけの視点、あるいは「もういいや」という投げやりの気持ち、「なんとかなる」という感情任せの決定です。先のことは考えない、あるいは考えさせないわけですね。自分の身に起きていなければ誰も想像できない地獄が待っていますから、どんなに困っても闇金だけには手を出さないで、まずは弁護士や公的機関に相談するようになさってください。

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